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平和の大義のもとに始まった戦争だったが、悲惨な思いをする国々、日本への傍若無人な捕虜への態度に、深い疑念を抱く大作だった。
やがて敗戦。
イギリスの捕虜収容所を経て日本へ帰りついた大作だが、想像を絶する祖国の荒廃。
大阪の店は焼失。父親も大空襲で死んでいた。五個荘に移した店も戦後の農地改革で裸同然に。
しかし、時は待ってはくれない。大作は、何としてもこの由緒ある近藤商店を立て直すことを決意する。
だが、税金を滞納するまでに貧窮した店を盛り返すのは至難の業。
かつての得意先を回り再建に懸命になるが、目処は立たない。
そんなある日、一人のイギリス人が彼を訪ねてくる。彼は日本軍の捕虜だった・・・。 |