【概要】
10代続いた商家に生まれた近藤大作は小学校を卒業したその日に父親からお祝いに鍋蓋を送られる。その鍋蓋を売らなければ後継ぎにできないという。翌日から鍋蓋売りの修行が始まった。
店に出入りする者の家を訪ねるが親の威光を嵩に着た押し売りのような商いが上手くいくはずがない。
親を恨み、買わない人を憎む大作… 父が茶断ちをし、母が心で泣き、見守る周囲の人が彼以上に辛い思いをしている事に大作は気付かない。そんなある日、農家の洗い場にある鍋の蓋を見て、壊してしまおうと思う。が、「この鍋蓋も誰かが自分のように難儀して売ったものかもしれない…」と思うと、その手は自然と愛しむように蓋を洗い出していた。
それを見ていたその家の主婦は…
そこで「商いはてんびん棒のようなものだ。どちらが重くても
うまく担げない。売る者と買う者の心が通わないと、モノは売れない」
と言った父親の言葉の意味を大作は知るのである
時代がどんなに変わろうと、人と心は永遠「商い」の精神。「商う」という事の意義。人とは…愛とは…生きる事とは…人間の希求をあざやかに、力強く、そして生き生きと描いた人と人との魂の熱い物語。
【使用方法】
使用方法は会社で研修のために使用されている企業様が殆どですが、中には少し変わった使い方もあるようです。例えば某有名スーパー業界では、採用試験の時に使用されるそうです
「この映画を見せて、何の感動も受けない人は、どんなに筆記の試験が良くても採用しないが、感動を受ける人はもともと感性が豊なので、そういう人を採用するようにしている」というお言葉を頂戴したことがございます。何も感想文を書かせたわけではなく、見入る人の顔の表情を見るそうです。
また、お客様先でこの話をしますと、「すごいですね、うちでも早速実行したい!」という返事を頂くことが多いです。
この他にも、入社時期・1年後・3年後とキャリアステージと共に上映することで異なる角度からの見識による深い浸透作用によって、その方達の感情や行動に大きく影響を与えているというお声を頂いたこともございます。
このように、研修の題材として使うのだけではなく、人の心を映し出す鏡にしたり、人間性を再確認したりと無限の使い方があるのだと私も大変驚き、感動しているところです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
〜追伸〜
最近の若い人は考える力がなくなって来ているとよく聞きます。考える時間もないくらい忙しいのが原因でしょうか?インターネットで簡単に調べることが出来るようですが、簡単にわかるものは簡単に忘れることができるのです・・・。
この「てんびんの詩シリーズ」を、全国の人々に見てもらいたい。
一人でも多くの方々にこの作品の素晴らしさを伝えたい。
というのが、私の感想であり使命だと思っております。
まずは、「てんびんの詩-第1部-」を是非、ご覧ください。
「知恵の泉書店」店長
伊藤進之介 |